FETその2

試作その2
最初は普通に動作して喜んで貰えていましたが、その後FETが飛んでしまったらしく交換作業に。でも交換してもすぐ飛ぶように…
作業し始めの頃のメカボから随分と変化してるらしく、モーターも変わってるので負荷に耐えられなくなったようです。
最初は正直なんで飛んでるのか謎でした。
負荷がかかるといってもFETが耐えられるレベルのはず…でもいろいろ測定してみると、ショットキーバリアダイオードが飛んでるのでこれが原因かもしれない。回路がダメになったらちゃんとFET以外も測定しないとダメですね。
原因っぽいのが分かったので、少しいじってみます。
ちなみに自分のM4は問題ないですが、どうもハイサイクル環境だと安定してない・・・?今回はそのままですが次作るとしたらもう少し部品を選定する必要がありそうです。
前回:FET試作 その1
目次▼open
回路図
さて回路に部品追加です。ほぼ最初に作った回路と同じ。
基本的な事は通常のFETスイッチ回路と同じなので、細かい事はそちらのページを見て下さい。
コンデンサーが2つ追加してあります。
一般的なモーターのドライブ回路はどうなってるのかな?と調べた結果、こうなりました。
インダクタンスをもつモーターは電源OFF時に大きなサージ電流が発生するので、この電流をダイオード側に逃がすために還流ダイオードをつけるのは一般的です。
よく逆起電力(逆起電圧)対策にと言われてるやつ。
とりあえずこれが壊れてたので、容量の大きい物に変更。
それだけじゃ不安なのでコンデンサーを入れときます。
電源側なので0.1μFのコンデンサーもなんとなくパラでいれときます。
まぁダイオードだけでたりるならそれでいいと思う。
これ以上部品を追加すると基板に入らないので、これくらいが限界かな?
電子部品・パーツ
D2はファーストリカバリ・ダイオード(400V 5A)に変更。
C2は電解コンデンサー(100μF)
C3は積層セラミックコンデンサー(0.1μF)
こんな感じです。
スペースがあるならヒートシンクも大きめのに変更したほうがいいかもです。
あと回路とは別ですが、かなりの負荷がかかってるようなら通常の電源コネクターではボトルネックなので、ディーンズタイプT型コネクターなどに変更しましょう。
ヒューズ無しも怖いので、25~30Aのを入れときましょう。T型がおすすめ。
ハンダ付け
さてハンダ付けです。
通常回路より部品が増えてるので頑張って取り付けます。
早速詰みかけた。
想像以上にダイオードがデカい…
かなり悩んだけど、結局基板の穴をピンバイスで多少広げました。
結果こんな感じに↓
なかなか気持ち悪い配置ですが、動作すればイインデス。
あとはFETに抵抗をつけて、基板に取り付け。
そして完成。
手前には飛び出してるけど、なんとかヒートシンクが取り付けられる感じにできました。
動作テスト
仮配線をして、まずは無負荷でテスト。
その後メカボと合体。
テスト状態では無事動いております。
いろいろ飛び出してるので、ちょっと絶縁が必要ですね。
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